投稿日:2025.09.09
防災シェアルーム
BOSAI SHARE ROOM
3.11を風化させず、防災の知識をシェアするコーナー
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SHARE 16 9月9日は「救急の日」です

今回は東松島消防署様の取材第5弾!
9月9日の「救急の日」について、東松島消防署 救急救命士の石田怜さんにお話しを伺いました。
知っていますか?
「救急の日」と「救急医療週間」
毎年9月9日は『救急の日』、9月9日を含む一週間(今年は9月7日~9月13日まで)を『救急医療週間』と定められています。
「9(きゅう)9(きゅう)」の語呂合わせが由来で覚えやすいので、皆さんも見聞きしたことがあるかと思います。この期間は救急医療の重要性を多くの人に理解してもらうことを目的に制定されたそう。この機会に自分にできる“命の守り方”について考えてみましょう!


急な病気やケガの際、症状や状況によっては救急車を呼ぶか迷うこともあるのではないでしょうか?そんな時は「#7119」という『おとな救急電話相談』にかけてみましょう!
「#7119」は、鼻血やどこか切ってしまったときの出血が止まらない・・・痛みが強いけど病院に行った方がいいのか・・・自力で病院に行くべきか救急車を呼んだ方がいいのか・・・といった119番するか迷ったときのための相談ダイヤル。医師・看護師など医療スタッフが話を聞いて状況に合わせてアドバイスをしてくれます。不安な気持ちでいっぱいなとき「#7119」を覚えておくと安心!24時間365日対応です!
■#7119 について詳しくはこちら(総務省防災庁HPへリンク)
救急安心センター事業(#7119)ってナニ? | 救急車の適時・適切な利用(適正利用) | 総務省消防庁
意識がない、呼吸をしていないなど
緊急性が高いときは迷わず119番へ!
消防署では119番通報(救急要請)を受けたら、すぐに隊員が救急車に乗り込み出動します。「火事ですか?救急ですか?」「どのような症状ですか?」「意識はありますか?」など一つ一つ電話で受け答えをしながらも救急車は現場に向かっているのでご安心を!慌てずに聞かれたことを答えるように心がけましょう!
街中で倒れている人や具合が悪そうな人がいたら
いつそのような場面に遭遇するかわからない、自分が助ける側になることも、助けられる側になることも考えられます。今できる処置が必要と判断しても「心臓マッサージで骨折させてしまうかも」「上手くできないかもしれない」など心配があるかと思います。しかし、その時の対応で助かる命があります。助けようとした行為が原因で訴えられることはないので、迷わずに安心して勇気をもって行動しましょう!いざという時のために、応急処置法やAEDの使い方、正しい心臓マッサージのやり方を身につけておくと自信をもって行動できるので、ぜひこの機会に学んでみませんか?


お子さんの急な病気やケガで困った場合は「#8000」の『こども夜間安心コール』へお電話を!#7119同様に、救急車を呼ぶか自力で病院に行くか迷ったときや急な熱けいれんなどどのように対応したらいいか悩んだときのための相談ダイヤルです。15歳未満の子どもを対象に、19時~翌8時の夜間帯に発生した困りごとに対応してくれます!
子どものこと、そして夜間となると気持ちも焦り冷静な判断が難しくなることもありますよね。そんなときはぜひ「#8000」に相談してみましょう!もちろん、緊急性が高い場合は迷わず119番へ!
■#8000について詳しくはこちら(宮城県公式ウェブサイトへリンク)
宮城県こども夜間安心コール事業(#8000) – 宮城県公式ウェブサイト



「指輪が抜けなくなった!」そんなトラブルも実は消防署で解決できちゃいます!
ちょっとしたハプニングに聞こえるものの、指輪が指に食い込んでしまったり、指の根本が圧迫されてうっ血がひどくなる場合もあるので抜けなくなった指輪を放置するのは実は危険なことなのです。消防署には指輪を切断する「リングカッター」というものがあります。どうしても指輪が外せない場合は一度消防署に相談してみましょう!
↓石田さんがリングカッターを使用した指輪の切断のやり方を見せてくれました!


自動車学校で習い、頭では分かっているものの、いざ車の運転中に救急車の音が聞こえてくると少し焦ってしまいますよね。
運転中に救急車の音が聞こえたときは、路肩に寄せてしっかり止まり、救急車に越させることが大事!自分が反対車線にいる場合でも道を開けて止まることで救急車がスムーズに進むことができるので救急隊員の方々も助かるそうです。急いで急ブレーキを踏むと事故の原因に繋がるので、救急車の音が聞こえたら周りの状況をよく見て、落ち着いて行動しましょう!

今回は東松島消防署 救急救命士の石田怜さんにお話しを伺いました。
ぜひ「救急の日」・「救急医療週間」を機会に自分にできる“命の守り方”、“命を助ける方法”について考えるきっかけになったら嬉しいです。
★ 石巻広域消防公式ホームページ もぜひご覧ください!
