PICK&UP No.01 DITUFF~ディタフ~ 東松島市
素材から窯の細部まで
理想を追い求め作り上げた本格ピッツァ
東松島市赤井にある、本格ナポリピッツァとステーキの専門店DITUFF。
建物もセルフビルド、窯もこだわりの手作り。
ピッツァイオーロの佐々木幸二さんが追い求めた味は最高の逸品。
イタリア産のモッツァレラチーズ
地中海産のマイルドな塩と小麦粉
店主の佐々木幸二さんが全てセルフビルドで建てた雰囲気のあるログハウスのお店から、時折、薪の燃える良い香りが風に乗って流れてくる。特製の窯は、店名の由来にもなっている地元東松島市野蒜の野蒜岩(凝灰岩)を使用している。凝灰岩を、イタリア語で“TUFF” と言い、「~の」の意味をも
つ“DI”をつけて“DITUFF”と名付けたそう。野蒜岩でできた窯は、保温性に優れ、ふんわりとした丁度良い焼き加減になるという。素材、窯、薪の種類、全てにこだわった究極のピッツァは食通が足繁く通うほどだ。
塩、チーズはイタリア地中海のものを使用し、小麦粉も吟味に吟味を重ねてCAPUTO 社のSACCOROSSO(サッコロッソ)に行き着いたという。店主のこだわりでピッツァの生地は最低でも24 時間熟成し、手間ひまを惜しまず、ゆっくりと発酵させマイルドな食感に作り上げている。人気メニューはピッツァだけでなく、オリジナルソースでいただく牛ステーキとパリッとジューシーなチキンステーキもファンが多い。店内での提供もしているが、世の中が自粛ムードに差し掛かった際にいち早く決断しテイクアウトサービスを始め、チラシを配布し周知に力を注いだ。
まっすぐに食材と火と向き合い
美味しい幸せな時間を届け続けたい
美味しいピッツァを食べていただくために、注文を受けてから生地を伸ばして焼き上げる事を大切にしている。火加減が命の窯と向き合い、美味しい瞬間を届けている。取材中、店内で食事をする家族連れ客を見て、どんな世の中になっても、美味しいものを食べる事、美味しそうな笑顔は人を幸せな気持ちにさせるのだと思った。
文・撮影:上野恵美
本格ナポリピッツァ
DITUFF ディタフ
〒981-0501
宮城県東松島市赤井有明2-1
ランチ:11:30 ~ 14:00(L.O)
ディナー:17:30 ~ 20:00(L.O)
定休日:火曜日・水曜日
TEL:0225-90-3023