投稿日：2022.08.04

PICK&UP No.21 有限会社アグリードなるせ -東松島市-

東松島を彩る絶景が、“美味しく”、可愛く、「輪」になった！
待望の新シリーズ『絶景バウムクーヘン』

復興から一歩、新たな商品作りへ

一層一層を丁寧に、大切に、職人の手で焼き上げられているアグリードなるせのバウムクーヘン。今回は東松島市を彩る絶景をイメージした新商品「絶景バウムクーヘン」をご紹介します。前回に引き続き、焼き手の本多さんと山本さんに、新商品誕生のきっかけや新商品の特徴をお聞きしました。

誕生のきっかけ

新型コロナウイルスの影響による行動制限など自粛が続いていた2020年。アグリードなるせは、この状況下で自社商品の魅力を発信していくにはどうしたらいいのか、と模索していました。「東松島市に来てもらいたい」「まずは東松島市を知ってもらいたい」という思いを強くしていたタイミングで飛び込んできたのは、東松島市への五輪聖火到着の話題でした。

2020年3月20日、東京オリンピック・パラリンピックの聖火がギリシャから航空自衛隊松島基地に到着し、ブルーインパルスによるカラースモークでのオリンピックシンボルを描く展示飛行が行われたことで、東松島市は全国から多くの注目を集めました。それをきっかけに「観光と絡めたバウムクーヘンで魅力を発信しよう！」とアグリードなるせの新たなバウムクーヘン作りが始まりました。

東松島市の３つの絶景

今回の新商品「絶景バウムクーヘン」は3種類。豊かな大自然に囲まれている東松島市の絶景である“麦畑”・“嵯峨渓”・“ブルーインパルス” をイメージして作られました。それぞれのバウムクーヘンの美味しい特徴をご紹介します！

其の一『麦畑バウム』

自社製粉した全粒粉と生クリームをたっぷり使用した、しっとり系ソフトタイプのバウムクーヘン。優しい甘さ、ふんわりとした柔らかさ、自慢のシラネコムギ本来の香りがベストマッチな逸品です。

焼き時間は約30～40分、その日の気温などの状況に合わせてベストな焼き加減を見極めながら、高温でサッと焼くことで、しっとり香り高く仕上げています。しっとり感を出すために火を通しすぎないように。でも火を通した方が小麦の香りが立つという繊細なバウムクーヘンと真剣に向き合いながら丁寧に焼き上げられています。

おすすめの食べ方
電子レンジで軽く温めてお召し上がりください。小麦の香りが増して、焼きたての雰囲気を味わえます。

其の弐『嵯峨渓バウム』

自社製粉した全粒粉とバターをたっぷり使用した、ハードタイプのバウムクーヘン。外はサックリ、中はもっちりとした食感で、日本三大渓・嵯峨渓の荒々しい岩々のようなツノが特徴の人気商品です。

焼き時間は約2時間～2時間30分、ソフトタイプの約5倍の時間をかけて丁寧に焼かれています。バウムの内側から外側にかけて、じっくり遠火で焼き時間を変えながら焼くというひと手間が、ハードタイプ特有のサックリもっちり食感を生み出しています。焼成時の回転により垂れた生地がつながることで空洞ができるのですが、焼き手の間ではこれを『幸せリング』と呼んでいるそうです。見つけたらラッキーな気持ちになる『幸せリング』、嵯峨渓バウムを購入した際にはぜひ見てみてくださいね。

おすすめの食べ方
嵯峨渓バウムはそのまま食べるのがベスト。食感や香りをお楽しみください。

其の参『ソラのバウム』

夏季限定販売の青いバウムクーヘン、ソラのバウムはラムネ味のソフトタイプ。夏の空と海とブルーインパルスをぎゅっと詰め込んだ、爽やかで優しい味のバウムクーヘンです。

青い食べ物は色の表現が難しい、とよく聞きますが、ソラのバウムもこの青の色味を出すために何度も商品開発を重ねたそうです。着色料を使用せずに自然由来の染料での色付け調整や材料を混ぜるタイミング、量、材料の変更、焼き加減などを少しずつ変えながら、ベストを目指して約1年。試行錯誤を繰り返し、ついに完成した渾身の一品です。見た目のインパクトに加え、しっかりとした爽やかなラムネの風味が夏にぴったり。子どもたちにも人気の味なので、夏休みのおやつやお中元にもおすすめですよ。

ソラのバウムは2022年7月21日から9月30日までの夏季限定販売となっていますので、お早めにゲットしてくださいね。

おすすめの食べ方
冷蔵庫でしっかり冷やしてお召し上がりください。ラムネの風味をより一層楽しめます。