PICK&UP No.03 東松島長寿味噌 東松島市
伝統技術を活かし、チャレンジ精神で
新しい商品づくりへの挑戦
東松島長寿味噌さんは明治35 年から愛され続けてきた老舗の仙台味噌「高砂長寿味噌」の
伝統と味・技を引き継ぎ、それを生かしながら時代のニーズに応えられるよう
常にチャレンジ精神を忘れずに変化し続けている。
心一つに
日本一の味噌屋を目指す
工場長の後藤秀敏さんは、高校の卒業と同時に入社し33 歳の時に工場長に就任。毎日、つくり頭(がしら)として味噌作りに勤しんできた。会社が思うように運ばなくなった時も味噌への情熱と愛情は消えることはなかった。その窮地を救ったのが株式会社橋本道路の橋本孝一社長だった。長い伝統の価値ある味と技を絶やすわけにはいかないと、熟慮に熟慮を重ねた末に、のれんと従業員を引き継いだ。
新しい体勢になった工場内には「社長の言葉6 か条」が掲げられており、それに向かって社員は気持ちをひとつにし、「日本一の味噌醤油作り」を目指している。「一生懸命手をかけた味噌」は味が格別である。機械を導入した製造になるが、「詰め」の作業は人の手でやることにこだわって、必ず商品に触れ、確認することを大切にしているという。
名前は変わったが、ロゴマークはそのまま継承し昔と変わらないシンボルを守り続けているところに、橋本社長の強い思いが垣間見れる。
工場長にとって味噌、醤油とは
「いきがい」「生活そのもの」「常に隣にあるもの」
工場長は「橋本社長が会社を救ってくれなかったら、今、味噌醤油のことを〝いきがい〟と思えていなかったかもしれない。会社を救ってくれた東松島市と橋本社長のためにも魅力ある会社にしていきたい。」と語る。
これがあれば夕飯のレシピにはもう困らない
味噌や醤油製品の可能性は無限大!
製造している味噌醤油やぽん酢をシンプルに加えて、魚や肉、野菜を調理するだけで美味しいお料理が出来るようにと社内の女性陣で日本料理、西洋料理などを試作し、試食を重ねてレシピを考案している。料理が得意じゃなくても、レシピ通りに作るだけで簡単に美味しく作れるというこのレシピは東松島長寿味噌公式ホームページ(このページの下に掲載)や店頭で配布している。新しいレシピも続々と更新されているので料理の参考に是非ご
覧いただきたい。
取材・写真:内海志帆 文:上野恵美
株式会社 東松島長寿味噌
〒981‐0505
宮城県東松島市大塩字緑ケ丘4-5-5
営業時間:9:00 ~ 17:00
定休日:日・祝 年末年始 (土曜不定休)
電話:0225‐83‐1550
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【公式】東松島長寿味噌ホームページ
URL https://h-cyojumiso.jp