PICK&UP No.45 株式会社ホシケン
「キャナルステージ」 -石巻市-
輝くあなたのステージ
テナント複合型マンション
「キャナルステージ」
石巻の中心地、国道のすぐそばで東松島市にも仙台方面へもアクセス良好のテナント複合型マンション「キャナルステージ」があります。今回は、こちらのマンションを建設、経営する株式会社ホシケンの歴史とともにご紹介!
マンションを建設・経営する
株式会社ホシケンと
「地域」との関わり
石巻市門脇二番谷地にあるテナント複合型マンション「キャナルステージ」をはじめ、マンションの建設と経営をされている株式会社ホシケンの始まりは、その昔、仙台東照宮宮司 星道榮の息子として生まれ、持ち前のとてつもないバイタリティと正義感により家業を継ぐことなく武芸や国学を修め、仙台藩に額兵隊隊長に入隊した星恂太郎さん(下記コラムで詳細チェック!)という方がおり、その星恂太郎さんの弟・半齋さんが株式会社ホシケンの創業者の星家の家督を継ぎ、石巻の大街道開拓に尽力されました。この地域を開拓する中で、大正11年(1922年)仙台市北山の青葉神社の社殿改築にともない、余材をもらい受け分社の建築をすることになりました。地元石巻の開墾に来た方々の心の拠り所となり開拓の成功を祈願し建てられたそうです。馬車数十台で仙台からその資材をこの地へ運び、社殿を改築し現在の「青葉神社」が完成。このことが由来となり、この地域は「青葉」という地名になったといいます。境内には「仙台藩士牡鹿原開墾記念碑」があります。
随所に感じる
星恂太郎のスピリット
左の写真は星会長に見せていただいた巻物。仙台東照宮に星恂太郎さんのお墓と石碑があり、こちらは石碑の拓本で、石碑は幕府の海軍副総裁であった榎本武揚による揮毫だそうです。榎本武揚の軍隊と松島湾で合流し、共に北海道へ点線し新撰組・鬼の副長土方歳三と共に、箱館戦争にて五稜郭や松前城攻めで活躍するなど蝦夷政権の一躍を担っていたそうです。函館では、恂太郎さんは土方歳三とともに最後まで戦った英雄として知られ地元でも相当な人気があるそうです。星家には代々、恂太郎さんの最後まで全力で己の信念を貫き戦った歴史が語り継がれ、スピリットが確実に受け継がれていると感じました。東日本大震災の時、このキャナルステージの前から見える川の向こうは大変な被害に見舞われ、避難して道を行き交う方々がマンションの前を通る様子を見て、星社長をはじめご家族で、ありったけの米を集めて自家発電でお米を炊いておにぎりを作り、道ゆく人に配り続けたそうです。星社長は県外のボランティアにも足繁く通う方で、星恂太郎さんの思いを自然と受け継いだ星家の方々は暮らす人の安全を一番に考えた建設、迷わず人のために行動を起こす事など、代々受け継がれてきた〝人のためになろう。人を守るために行動しよう。〟というスピリットをもって歩んでこられているように思いました。
かつての大街道の開拓と今
そしてこれから
-地域の為に伝え受け継ぐ心-
それから時は過ぎ、株式会社ホシケンの創業者である星喜美雄さんが、建設業と不動産業を開始し推し進める中、並行し郵便局の運営を行うなど、地域の方々のニーズ、時代に合わせ事業を展開。
令和3年に星康彦さんが代表取締役に就任し、自営業や事務所を開きたい方々が、心地よく便利に活躍できるステージを提供できるようにと、「キャナルステージ」を一部リノベーションし完全な事務所仕様となっているお部屋もあります。
北北上運河を臨む
眺望が良いマンション
北北上運河の近くに位置する「キャナルステージ」の名前の由来はキャナル=運河からきています。建設当初、先代の社長が住む人のことを考えて様々なこだわりがあるマンションなんです。」と代表取締役の星康彦社長。
「1階の一室はリノベーションをし、事務所仕様になっています。もともと1階の高さは、地面よりけっこう高めに作ることで、目の前にある駐車場と室内との目線が合わないような、プライバシーを守る作りになっています。」と星社長。他にも防犯を考えポストを明るいところに設置しており、見通しがよく安心です。そして倉庫が一般的なマンション用の倉庫のサイズの約2倍の作りになってます。「タイヤが4本入るサイズ」へのこだわりからだそうです。「タイヤ交換」をする際に、使わないタイヤの置き場所に困ることのないよう、しっかり収納できるゆったりした倉庫が完備されています。駐車場も十分に用意してあり、サロンや事務所として利用される方の来客の際にも利用できるようになっています。車社会の地域でのサロン開業や事務所を始める際に、駐車場確保はとても大切な条件なので、すぐ事業をスタートさせたい方にはぴったりな物件です。
こうだときっと嬉しい!
安全性と快適性を
とことん追求
倉庫のサイズのこだわりもですが、壁面へのこだわりもあります。みなさんは実際に引越しし家具を搬入する際に、意外と壁面が少なくてつかいづらい物件に遭遇したことはないでしょうか?一見綺麗で広い感じがするけれど、実際に棚や机、ベッドなどを置こうとしたら、窓やドアの扉、梁などで、物が置けないと日常的な小さな不便が引き起こすストレスが増えてしまいます。そのストレスが無いように、建設当初に先代の社長とともに、社員みなさんで意見を出し合い設計をしたそうです。そして、こちらのマンションには、集合住宅やマンションでよく見る、屋上にある貯水タンクがありません。それも安全性を一番に考えた先代の社長(星会長)が力を入れた部分。「3階建てにした理由にも繋がるんだけど、当時水道企業団からは3階まで直接水道を運ぶのは無理だと言われて、でも現場での経験と知識から3階までの高さだったら水圧が安定して届くのを知っているから〝できるよ、問題ないよ〟と話したの。そしたら〝後から文句言わないでくれるなら・・〟と許可してもらったんだ。貯水槽への異物混入事件が県外であったんだけど、そういう不安がなくなるから、住民の安全を守れるのは一番だし、どの部屋へも安定した水圧のまま水が届くから冬場やシャワーも快適で、もしも修理が必要になった時でも一軒ごとに修理なので他の住民の方に迷惑をかけることがなくで良いんです。」と、住民の方のことを一番に考えて、譲れない部分だったそうです。耐震面も強化し、寒さ暑さにも強い建物をと建設当初にしっかりとしたコンセプトをもって創り上げたマンションなので、今でも入居者さんから暮らしやすいと好評だそうです。
「最高の技術、発揮してけろ」
夢を叶えた
集大成的なマンション
星会長が建設業を営んでいた頃、建設業は大きな仕事になると、持っている免許の種類によっては直接請けることより下請け仕事を請け負うことが多かったそう。この星会長が建設した「キャナルステージ」は、下請け時代に統括している会社からの依頼で建物を〝指示通り〟に作っていたなかで、自分が直接請け負って作るなら〝もっとこうするのにな〟という「気になったこと」「暮らす人の快適さ」を追求したいと考えてきたことを全て叶えた夢の結晶のようなマンションです。キャナルステージを建てる際の下請けの業者仲間には「下請けの立場の気持ちは分かるから、〝かかる費用は値切ったりしないから、自分の最高の技術を発揮してけろ。良い物作ろう。〟と言ったんです。」と星会長。
実際物件を拝見し、大きな部屋を区切ることができる扉がある物件はよく見ますが、それを綺麗に収納できる専用スペースが元々設計されているのは珍しいと感じました。「便利のその先」をも丁寧にフォローしていく設計スタイルにとても感銘をうけました。
実際に美容のサロンとしてテナント利用している方もいるこの物件では、「司法書士や弁護士などの個人事務所や教室、美容系のサロン、マッサージなどの事業所として利用していただけたらと思います。お気軽にご連絡ください。」と、取締役の後藤真由美さん。今でも十分に駐車場はありますが、今後、より便利にご利用いただけるようにと駐車場を増設予定だそうです。
事務所をお探しの方はぜひ、下記のホームページに詳細が記載されていますのでご覧になってください。
文:上野恵美 写真:酒井志帆
株式会社ホシケン
「キャナルステージ」
〒986-0853
宮城県石巻市門脇字二番谷地13番地154
TEL:0225-22-1340(代表)
TEL:080-9633-6555(担当者直通)
FAX:0225-22-6286