PICK&UP No.51 一般社団法人 東松島みらいとし機構~HOPE~ -東松島市-
地域新電力「HOPEのでんき」
一般家庭向けプラン始動!
東松島市にある、一般社団法人 東松島みらいとし機構(通称 HOPE)は、2012年に東日本大震災からの復興のために設立され、復興が進んだ現在は東松島市における持続可能な社会づくりの実現を掲げて活動しています。
様々な事業を展開している中のひとつに電気事業があります。
2016年4月の電力自由化に伴い、宮城県初の「地域新電力事業」として電気事業に参入し、法人向け電気販売サービスを提供してこられました。そして今年の9月より一般家庭向けのプランがスタートします。今回は、その〝一般家庭向けプラン〟をどのような思いで考案されたのかを地域エネルギー事業部のみなさんにお伺いしました。
東松島市に、
いつまでも灯りを
「HOPEのでんき」は、〝東松島市に、いつまでも灯りを。〟をスローガンに掲げ、エネルギーで東松島市の街を灯す灯(あかり)と、エネルギーで得る収益の中からまちづくりや子どもたちの育成に貢献し、明るく優しい循環をつくる、心を灯す灯(あかり)、2つの灯(あかり)を大切にし活動されています。
ひがまつに優しい循環つくる
地域エネルギー事業部の取り組み
教えて!HOPE さーん!! シリーズ
(主催:一般社団法人東松島みらいとし機構/東北大学 大学院 教育研究科・環境科学研究科)
これまで市内公共施設や企業向けの電気事業を行っており、夏休みに親子で取り組める「SDGs未来都市・環境絵日記」や地域の自然や伝統、食、エネルギーを楽しく学ぶイベント開催などで、市の発展に貢献する還元事業を行ってこられました。
今回発表された
HOPEのひがまつ市民プラン=
〝市場連動型〟をご存知ですか?
今、電気料金は
セルフマネジメントする時代
〝市場連動〟という言葉はご存知でしょうか?
電気には日本卸電力取引所(以下JEPX)と呼ばれる市場があり、例えるならば、株式市場の電気バージョンです。JEPXで、日々電力の売買が行われ電気の取引単価に応じて、電気料金の一部の単価が変動するのが市場連動型プラン。
電気料金単価が決まっている従来のプランに対し、市場連動型プランは市場価格に連動しており、30分単位で価格が変動するので、市場価格が下がれば電気料金単価も下がる方式です。
9月からスタートした一般家庭向けの「HOPEのひがまつ市民プラン」は、市場連動型なので、市場のデータを見て単価の下がる時間帯に電気を効率的に使用すると、電気代をお得に抑えることも可能なのです。一方で、単価の高い時間帯に電気を使用すると電気料金が上がるので、お得に計画的に使うことができる方には、おすすめなプランです!
そして、「HOPEのでんき」で得た一部収益は、まちづくりの活動に還元されるので電気を使用しながらまちづくりに参加できる、自分も周りも幸せになるしくみになっています。
はじめまして!
「HOPEのでんき」のプレゼンター
地域エネルギー事業部のみなさんの思い
東松島に住んでよかった!と
思ってもらえるように
笑顔がいっぱいの町にしたい
「『HOPEのでんき』を通して地域の皆さんともっと関わっていきたいです。電気料金を支払いながら、還元事業によって地域のまちづくりに参加してもらうことで、東松島市に住んで良かった!と笑顔になってもらえたら嬉しいなと思います。これからも仕事を楽しみながら、皆さんに『HOPEのでんき』の魅力を伝えていきたいです!今回、私も『HOPEのひがまつ市民プラン』を契約し、電気料金が安い時間帯に合わせて洗濯機を回したり、料理をしたりしています。どのくらい料金を抑えられたか電気代の請求がくるのが楽しみです!」 と地域エネルギー事業部の髙橋さん。
市民の頼れる
パートナーになりたい
「HOPEとしての大きな一歩なんです。会社と地域がいまいち繋がれていないと感じていて、『HOPEのでんき』をきっかけにより私たちの存在意義を知っていただき、電気のしくみを知ってもらい〝ここでいいや!〟じゃなく〝この会社の電気を使いたい!〟と、興味を持っていただきたい。支え合いの相互の関係で、市民の頼れるパートナーになりたいです。」とマネージャーの中村さん。
「HOPEのでんき」を
多くの方に届けたい
「私は福島出身なんですが、東松島市の地域の横のつながりの大切さを感じています。多くの方の理解と応援に支えられながら仕事をしていると感じています。『HOPEのでんき』を多くの方に使っていただき、東松島の方に喜んでいただきたいです。HOPEの力になりたいです!」との宗像利公さん。宗像さんは地元サッカーチーム、コバルトーレ女川所属のゴールキーパーとしても活躍しています。
「HOPEのでんき」が存在する意義を
もっともっと強くしたい
「電気をご提案することで、まちづくりにも繋がり、毎日ワクワクして取り組んでいます。これからは地域還元事業をもっともっとやっていきたいです!東松島市の方に目に見えて感じていただけるくらいに還元していきたいです。将来の夢としては、笑顔がいっぱいの町にしたいので、お笑い芸人さんを呼んでイベントを開催したり、学校の備品や楽器の寄付などをしたいです。」と地域エネルギー事業部のチームリーダーの高橋巧さん。
縁の下の力もちとして「HOPEのでんき」を支える!
エネルギーマネジメントチーム
「電気のデータ分析は
生活している人の息づかいを感じます」
エネルギーマネジメントチームのメンバーは、プランの分析や比較検討のための提案を作る部署。お客様と対面で打ち合わせをする機会は少ないそうですが、電気を安定供給するために日々市場をみて経験と知識を駆使して電気の安定供給を測っています。お客様の状況をカスタマーサービスチームがヒアリングした内容を元に分析し、最適なご提案を作る大切なセクションです。
「電気のデータを分析していると、生活している人の息づかいを感じます。その企業、人それぞれに違う暮らしや生き方があり、使用頻度や時間も様々で、数字やデータから人々が生活している様子を感じ取ることができます。とても魅力のある仕事です。」と需給管理担当の佐々木さん。
「東日本大震災後、地元のために働きたいと思っていたところで、HOPEの新しい取り組みに挑戦してみたいと思い、この世界に飛び込みました。初めてのことばかりで私も仲間も不安はありましたが、市民によりそえるやりがいと、成長できる環境が楽しいです。『HOPEのでんき』はあの会社がやっているんだよね!と誰でも分かるようになっていきたいです。電気以外でも頼れるパートナーになりたいです。」と同チームの近藤さん。
「東松島市の方にもっと電気のことを知ってもらいたいです。地域新電力の在り方はどんどん変わってくると思います。その変化していく中でも、エネルギーのアドバイザーのプロとして、最適な提案をしていきたいです。エネルギーに特化した町にしたいですね。」と同チームリーダーの志賀さんは力強く語ってくださいました。
HOPEだからこその
あるべき姿を目指して
「何か困ったら電話して!受け皿になるよ!と、市民のパートナーであり、市外県外からの要請の受け皿になって市のためにつながる役目をしていきたい!」とチームのみなさんは共通の思いを胸に事業に取り組んでいます。
「HOPEのでんき」
一般家庭向けプランの説明会
随時開催中
現在、市内各地で説明会が開催されています。「HOPEのひがまつ市民プラン」の概要の説明と個別相談会を行っているので、検討中の方や興味がある方はぜひ足をお運びください。地域エネルギー事業部のみなさんが分かりやすく説明してくださいます。
初月割引キャンペーン実施中
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文・写真 上野恵美 写真一部同社提供
一般社団法人
東松島みらいとし機構~HOPE~
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東松島市大曲字寺前61番地2
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