PICK&UP No.52 医療法人 あべクリニック産科婦人科 -石巻市-
地域のあらゆる世代の女性のために
きめ細やかな診療を
今回は石巻市大街道で、地域の女性の妊娠・出産・産後ケアに加え、女性の健康を守るための幅広い診療を提供してるあべクリニック産科婦人科を3回に渡りご紹介します。第1回目は、〝大切にしていること〟を阿部雄悟院長と奥様の真由助産師にお聞きしました。
長きにわたり地域のママの
心強いパートナーとして伴走
あべクリニック産科婦人科は昭和63年3月、先代の阿部洋一先生が開業。現在は長男の雄悟先生が後を継ぎクリニックを運営しています。
一昨年お亡くなりになった先代の院長である洋一先生は、薔薇をはじめ花がとても好きで、クリニックを訪れた方にリラックスしてもらえるようにと駐車場に〝ガーデンパーキング〟と称して様々な花を植えていました。そして院内には絵画があちらこちらに飾られ、あたたかい雰囲気で迎えてくれます。
奥様に洋一先生はどんな方だったかお聞きすると「私が一緒に仕事をしているとき、洋一先生は、〝この地域のママのために〟とよく言っていました。洋一先生は一人一人のお母さんをよく把握していて、入院時や、ママから電話が来たときに名前を言うとすぐ分かり、洋一先生の記憶力にはいつもびっくりしていました。ママからは寡黙、いつもキリッとしていると言われていましたが、お茶目な一面もあり、赤ちゃんが無事産まれてくると目がキラキラして嬉しそうにする洋一先生を見ていて、本当に一人一人を大切にしているんだなと思っていました。」と教えてくださいました。
地域の女性のために
頼れるクリニックでありたい
現在院長に就任した阿部雄悟先生に、今の思いをお聞きしました。
「地域の皆様に寄り添い、安心してご利用いただける産科産婦人科として、これまで多くのご家族のサポートをさせていただいております。妊娠や出産は、人生の中でかけがえのない大切な瞬間です。その一つ一つの場面を、丁寧に、そして温かく見守りながら、母子の健康と安全を最優先に考えた医療を提供しています。地域密着型の診療所として、皆様との信頼関係を大切に、より良い医療を目指してスタッフと心をひとつにして日々努めてまいります。どうぞお気軽にお越しください。」
「なんでも相談してください!」
院長の奥様である助産師の真由美さんは、命の誕生に感動して助産師を志したそうです。
地域の女性にとってよりよいケアは何なのかを考え、ママと赤ちゃんそしてその家族のサポートになるサービスや教室づくりに力を注いでいます。
「産んで終わりではなく産んだ後も一緒に伴走します。妊娠から出産に育児、振り返ってみたときに大変だったけど、よかったな楽しかったなと思えるように今後もできることをやっていきたいです。
妊婦さん、妊活中の女性、すべての女性に伝えたいことは、なんでも相談してください!その一言です。」と笑顔で語る真由美助産師。
安心とやすらぎのなかで
回復や大切な時間を
入院施設完備の同院が大切にしていることは、「清潔なこと、リラックスできること、所々に可愛らしさを入れること、過ごしやすいように環境を整えること。妊娠や手術で入院される方が少しでも安心して過ごせるよう、心を込めて快適な院内環境を整えています。明るく清潔な個室は、プライバシーが守られ、リラックスできる空間づくりを心がけています。ゆったりとしたベッドで、自然光を取り入れて心身を癒し、入院中の不安や緊張を和らげます。また、医療スタッフが常にサポートし、皆様が安心して過ごせる環境を提供いたします。安心と安らぎの中で、回復や大切な時間をお過ごしいただけるよう、細やかな配慮を行っております。」と真由美助産師。
やさしい流線型のデザインが
リラックス効果を生む
院内は、患者様に寄り添う優しさを形にしたデザインが方々に見られます。柔らかな流線型のデザインは、視覚的に穏やかで安心感を与え、緊張や不安を少しでも和らげることを目指しています。曲線を多く取り入れた設計は、まるで自然に包まれているかのような穏やかな空間を作り出し、妊娠や治療に臨む方がリラックスできるよう工夫されています。患者さん一人ひとりに対する思いやりと安心感を、院内の隅々まで感じることができます。
また、予約や受付、マイナ予約、クレジット決済やスマートフォンで見ることができるエコー画像システムなど利便性のあるシステムを採用し、受診のスマート化を目指しています。
ママの心身の健康をサポートする
教室や入院中の食事
バリエーション豊かで美味しい人気の高い同院で提供される料理。その美味しさの秘密やこだわりを次回リポートします。
文:上野恵美 写真:狩野良介・上野恵美
医療法人
あべクリニック産科婦人科
〒986-0859
宮城県石巻市大街道西2丁目1-80
TEL:0225-22-3322