PICK&UP No.50 株式会社森のめぐみ工房 -石巻市-
自然と暮らす、贅沢なひとときを日常に
森のめぐみ工房
誰しも一度は憧れる「木のお家」。
キャンプ場のログハウスやツリーハウス、木に囲まれた空間は、年齢問わずいつも私たちを“非日常的でわくわくと心躍る気持ち”にさせてくれると同時に、“安心や癒しのひととき”を与えてくれます。「木の香りにはリラックス効果がある」「睡眠の質が向上する」「ストレスが軽減される」など“木の家での健康ぐらし”は科学的にも検証されているそうです。
木はいつの時代も皆に愛されてきました。木材の中でもより一層ぬくもりを感じるのは“無垢”といわれるものではないでしょうか。“無垢の木”“無垢材”などと呼ばれることが多いその素材は、天然の木からそのまま切り出された加工されていない木材のことをいいます。
森のめぐみ工房は無垢材にこだわり、自然素材を使った優しい住宅づくりをしている住宅メーカーです。今回は石巻市前谷地駅前と涌谷町にある展示住宅をご紹介。見学会に行かなければ知ることの出来ない展示住宅のあれこれや住宅の特徴・魅力を、株式会社森のめぐみ工房 営業課長・二級建築士の加賀喜直さんとコーディネーターの黒澤みきさんにお聞きしました。
「森林の中にいるように、深呼吸したくなる住まいを。」
今回ご紹介するシリーズ『Shinminka(しんみんか)』は、ログハウスを施工していた同社がログハウスを超えた居住性を求めて開発した商品です。最近は数種類の木材を組み合わせた集成材が使われることが多いですが、森のめぐみ工房ではより自然な無垢材にこだわっています。
木は伐採後も生き続けます。季節に合わせて湿気を吸って膨らんだり痩せたりと木が動くため、構造体的に「ギッ」と音がしたり、木の香りがずっと続いたり、木が生きているからこその特性があります。また、「80年育った木は伐採から80年後に一番強くなる」と言われるように、経年変化で木に反りや割れ、捻じりが生じることで木はさらに強度が増していくそう。「新聞紙を再利用した断熱材“セルロースファーバー”の性能が良いので、夏は涼しく冬は暖かいです。お客様からは『快適に過ごすことができる』『部屋干しでも洗濯物がよく乾く』と言われます。無垢のフローリングはやわらかくてサラサラとした肌触りがとても気持ちいいです。“お手入れが難しそう、傷付きやすそう”というイメージがあるかもしれませんが、特別なお手入れは必要なく、掃除も通常どおりで大丈夫。水染みが出来てしまうので、水拭きは控えた方がいいですね。無垢は柔らかいのでたしかに傷はつきやすいですが、少しの傷であれば蒸気(スチームアイロン)や濡らしたティッシュを少しあてたりすると木が湿気を吸って膨らむので、簡単に補修できるというメリットもあります。経年変化で徐々にフローリングにツヤが出てきますよ。」と加賀さん。
地域の無垢材で創る平屋の魅力
石巻市前谷地駅目の前町 響~HIBIKI~
現在見学ができる3棟の展示住宅をご紹介します。
1棟目は石巻市前谷地駅すぐそばにある“響~HIBIKI~”です。
響は“平屋ベースの2階建て”というシンプルな効率の良い間取りで、コンパクトでありながら天井が高く、1階2階がオープンな吹き抜けリビングが特徴の他メーカーにはないオリジナルデザインの住宅です。
この住宅のコンセプトは“水回りもすべて板貼りの『まるでログハウス』な平屋”。大人でもワクワクするロッジのような雰囲気で、壁、床、天井に無垢の木をふんだんに使っているため木の香りもしっかり楽しめます。1階のリビングスペースには県内産の杉の羽目板、2階のホールスペースにはヒノキの合板を使用。洗面所の壁面には節がないものを、リビングにはより自然が伝わるように杉の節があるものを、とそれぞれ空間に合わせた素材選びがされています。
コーディネーターの黒澤さんにこの住宅のこだわりや気に入っているところをお聞きしたところ、「木の表情が引き立つようにスッキリとシンプルにしました。開放感があり、どこにいても家族の気配を感じます。木に囲まれた生活に憧れるご家族、DIYやアウトドアが趣味で週末を楽しみたい方々をターゲットにコーディネートしました。」と教えてくれました。
1階部分が広々としているため、間仕切りで空間を変えることができるのも大きな魅力の1つ。ライフスタイルに合わせて間取りを変えられると家の使い方や過ごし方の幅が広がります。
詳しくはこちら➤ 石巻市前谷地 展示住宅 (morimegu.co.jp)
涌谷町わくわくビレッジ 響~HIBIKI~
2棟目は涌谷町わくわくビレッジの“響~HIBIKI~”です。
先ほどご紹介した前谷地の響と同じシリーズですが、こちらの住宅は1階内を一周できる動線の良さが人気の間取りで、1階に1つお部屋があるタイプです。高い勾配天井・構造が特徴的で大きな窓からはたくさん光が入る嬉しい構造。広々とした二階ホールはそのまま広くも使っても間仕切りしてもOKと使い方自由なところがワクワクポイントです。
内観は“スローライフを楽しむ”をコンセプトに落ち着いた色合いのドアやクロスで統一されたデザイン。
黒澤さんは「造作のダイニングスペースにあるゆったり座れてリラックスできる畳敷きがポイント。キッチンの梯子棚がカフェのような落ち着いた空間を演出しています。」と語ります。このお家、収納が多いのも特徴の一つで、ダイニングのL字造作ベンチの畳敷きの下も隠れ収納スペースになっています。「ここに収納があったら」が叶う、コーディネーターの方々のきめ細やかな心遣いが嬉しいですよね。
涌谷町わくわくビレッジ 颯~HAYATE~
3棟目は涌谷町わくわくビレッジの“颯~HAYATE~”です。
カルフォルニアスタイルの外観に合わせて、内装は明るく開放的な色合いにまとめた『サーファーズハウス』がコンセプトのお家で、海の家を想像させる爽やかなデザインになっています。
颯はおしゃれなデザインと間取り、そして“カバードポーチ”と呼ばれる大きな屋根と広いデッキが特徴のタイプです。カバードポーチは土地が広くなければ設置することができないそう。BBQやアウトドアなどアクティブに活用できるスペースになっています。
玄関入ってすぐの洗面室のそばにファミリークローゼットにも使える可動棚が設置されていたり、2階にあがってすぐのスペースに小上がりがあったり、各部屋にしっかり広くておしゃれなクローゼットがあったり。いたるところに子育て世代に優しい、嬉しい工夫がたくさんありますよ。
お気に入りポイントを聞いてみたところ、加賀さんは「響と異なり、壁面は全体的にクロスですが、アクセントとしてリビングの一部を杉の無垢材の羽目板にしているところ、あとはLDKの広さと天井の高さ、リビングの大きい窓が気に入っています。この窓は規格より大きいサイズなので、開放的でカバードポーチとリビングを行き来しやすいです。キッチンの通路の幅が広いのも颯の特徴ですね。複数人でキッチンに立っても料理中にぶつかることなくスムーズに動けるので快適だと思います。」
黒澤さんは「サブウェイタイルのアクセントクロスやエジソン球のペンダント等のカジュアルさと、羽目板や200角といった木のぬくもりのバランスが気に入っています。」と教えてくれました。
詳しくはこちら➤ わくわくビレッジ 展示住宅 (morimegu.co.jp)
「無垢の家にこだわり、木の香りと体で感じる優しさを」
森のめぐみ工房では10月19日(土)・20日(日)の2日間、展示住宅見学会を実施するそうです。
今回ご紹介した3棟の住宅が見学できるほか、ご来場者様限定特典も!
注文住宅相談会も同時開催されるので、ぜひあなたの理想の家をお聞かせください。
➤展示住宅見学会の詳細はこちらのチラシをご覧ください。(クリックで拡大)
ほか日程で見学をご希望の方はこちらのフォームからご予約可能です。
➤ お問い合わせ・資料請求 (morimegu.co.jp)
文:酒井志帆 写真:一部同社提供・上野恵美
株式会社森のめぐみ工房
– 今回は、石巻市前谷地駅前と涌谷町にある展示住宅をご紹介 –
宮城県仙台市宮城野区苦竹2丁目7番5号
TEL:022-238-1381